Nanala Land

スピリチュアル・ナビゲーション

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人は、信じていないものにすがりつくことはできません。信念が常に行動の前にあり、人の行為や人生は、その人の信念の結果なのです。

善なる事柄を信じている人は、その全てを愛し、その中で生きることになるでしょう。汚れていて利己的な事柄を信じている人は、それらを愛し、執着することになるでしょう。それがどんな木かは、なった実から知ることができるのです。

神、イエス、聖書についてある人が持つ信念と、その人の行動のまとまりであるところの人生は別物です。その人の神学的な信念には何の重要性もなく、その人が抱く考え、他者に対する心の態度、そして行動ーーこれらが……これらのみが、その人の心にある信念が過ちと真実のどちらに固定されているかを決定し、実証するのです。

人生に決定的な影響を及ぼす信念は二つしかありませんーー善なる信念と悪なる信念です。


A man cannot cling to anything unless he believes in it; belief always precedes action, therefore a man’s deeds and life are the fruits of his belief.

He who believes in all those things that are good will love them, and live in them, he who believes in those things that are impure and selfish will love them, and cling to them. The tree is known by its fruits.

A man’s beliefs about God, Jesus, and the Bible are one thing, his life, as bound up in his actions, is another, therefore a man’s theological belief is of no consequence, but the thoughts which he harbors, his attitude of mind towards others, and his actions—these, and these only, determine and demonstrate whether the belief of a man’s heart is fixed in the false or the true.

There are only two beliefs which vitally affect the life, and they are: belief in good and belief in evil.
『ジェームズ・アレン365日 毎日の瞑想(原題:James Allen’s book of meditations for Every Day in the Year)』より
ジェームズ・アレン(James Allen, 1864-1912)
ブログ運営者イワタ翻訳
翻訳公開日2020年10月1日
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この本の成り立ち

『ジェームズ・アレン365日 毎日の瞑想(原題:James Allen’s book of meditations for Every Day in the Year)』は、アレンが急逝した翌年1913年にアレンの妻リリーによってまとめられたものです。

リリーはその序文の中で、この本の内容は、アレンが早朝の瞑想から戻り世の中がまだ寝静まっている時間にひとり静かに神と対話する中で執筆したもの、出版されたもの、世に出なかったものの中から、日々の読み物として、アレンの求めに応じて、アレンのスピリチュアルなガイドを受けながら作り上げたと語っています。


日々の瞑想のヒントに

瞑想の中には、今の日本の読者にとっては厳格すぎる感じがするものがあるかもしれません。

文化・時代的背景から聖書からの引用が多く見られますが、ジェームズ・アレンは特定の宗教・宗派に属することなく、さまざまな宗教や哲学から学びを得ていました。

この瞑想は、前時代を生きた一人のスピリチュアルな探求者ジェームズ・アレンが、宇宙の真理を求める中で得たインスピレーションを、私たち読者に共有してくれているものです。

読む人それぞれが歩んでいるスピリチュアルな成長の道の段階にあわせて、日々の瞑想のヒントにしていただけたら幸いです。


翻訳と著作権について

日本語訳にあたり、アレンがあえて文中でキャピタルレター(大文字)で始めている単語(例:Truth、Law、Goodなど)は、「真実」、「法則」、「善」というようにかぎ括弧で括って表現しています。

アレンによる原文も味わいたい方のために、英語の原文を翻訳の後に掲載しています。

ジェームズ・アレンの著作物は著作権の保護期間が終了しパブリックドメインに帰属していますので、当サイトでの掲載は、著作権の侵害にあたるものではなく、日本語訳の著作権は、当サイト運営者イワタに帰属しています。

ジェームズ・アレンに関する情報は、「The James Allen Library」を参照しています。当該サイトは情報の自由な二次使用を許可していますので、こちらも著作権を侵害するものではありません。

 
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イギリスの作家・詩人ジェームズ・アレン(James Allen, 1864-1912)は、日本でもよく知られている『原因と結果の法則 (原題:As a Man Thinketh)』を始め、哲学的で複雑なテーマに関する多くの著述を残しました。

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(写真:アレンが暮らしたイフラクーム)

ジェームズ・アレンの生涯


子供時代

ジェームズ・アレンは、1864年11月28日にイギリス中部の都市レスターで機械編み職人の家に生まれました。

アレンが15歳の時、当時のイギリスでの仕事に行き詰まった父親は、家族の新天地を求めて手元の全財産を持って単身渡米しますが、ニューヨークに到着した2日後に死亡してしまいます。死因ははっきりとわかっていませんが、強盗に殺害された可能性が高いと推測されています。

父親の急逝により、アレンは母と二人の弟のために学校を退学して働くことを余儀なくされ、父親と同じ機械編み職人となります。


スピリチュルな目覚め

長時間労働のかたわらアレンは独学を続け、シェークスピアやエマーソンを愛読しました。そして24歳の時に『The Light of Asia』(エドウィン・アーノルドによるブッダの生涯に関する物語詩形式の作品、1879年初版)と出会います。

アレンは10歳の子供の頃に神秘体験をしていますが、この本との出会いでスピリチュアルな目覚めが促され、「完全なる平和」への道を歩み始めることになります。

以降、アレンはヒンドゥー教の聖典『バガヴァッド・ギーター』や中国古典の『老子』などからも影響を受け、仏陀、聖書、シェークスピアなどと共に作品の中でたびたび引用しています。

アレンの両親はメソジスト教徒であったと言われていますが、アレンはその道から外れ、どの宗教の宗派にも属さずに、さまざまな宗教的・哲学的な教えからインスピレーションを得ていたのです。


結婚〜著述活動の開始

アレンは1985年5月に30歳で結婚し、翌年の1986年に妻リリーとの間に一人娘のノラが誕生します。

アレン夫妻は熱心なベジタリアンで、この頃アレンは、イギリスの著名なフルータリアン・ベジタリアンの活動家であり、動物の権利保護組織「Order of the Golden Age」の代表を務めるシドニー H.ビアード(Sidney H. Beard)の個人秘書として働き始めました。

そして1901年、アレンは37歳で第1作目の『From Poverty to Power』を書き上げ、翌1902年には代表作となる2作目の『As a Man Thinketh』を発表し、その生涯を通して19冊の本を出版しました。


自身の雑誌発行〜晩年

1902年、アレンは『The Light of Reason』(のちに『The Epoch』に改名)という名の自身の雑誌の発行を開始します。雑誌には毎号アレンの寄稿が掲載され、1905年になると読者のグループを組織して定期的なミーティングを開催し、アレン夫妻が参加することもありました。

アレン一家は海辺のリゾート地であるイフラクームに移り住み、そこでアレンは毎朝の瞑想を日課とし、正午まで執筆活動を行なってから、午後はガーデニングやクリケットをして過ごしました。

1912年1月上旬にアレンは急に体調を崩し、1月24日(水曜日)にその生涯を終えました。 アレンの死後はリリー夫人が雑誌の発行を継続して夫の作品の普及に努め、夫人は1952年に84歳で亡くなりました。
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